ISSの日本実験モジュールきぼうで行う研究について

国際宇宙ステーションISSには、日本が開発して運用管理をしている実験モジュールのきぼうがあります。きぼうはスペースシャトルで3回に分けて国際宇宙ステーションISSに打ち上げられて、歴代の日本人宇宙飛行士らが組み立てや起動を行いました。きぼうの船内実験室は地球の大気とほぼ同じ状態が保たれていて、宇宙飛行士は重い宇宙服を着用せずに実験や研究を行うことができます。また、宇宙空間の中で実験を行うための船外実験プラットフォームも備えていて、微小重力、高真空などの環境を利用した宇宙ならではの実験や研究が行われています。 船内実験室は、細胞、微生物、小型植物などを培養する細胞実験ラック、赤外線や超音波を使う流体実験ラック、さまざまな温度で実験を行う温度勾配炉ラック、実験に必要な電力、通信、ガスなどを提供する多目的実験ラックの4つの多機能なラックに囲まれています。また、船外実験プラットフォームには、船外実験装置を取り付けるポートが10箇所あり、実験装置を交換することができるので、さまざまな実験を可能にすると共に技術の進歩に対しても適切に対応できるメリットがあります。 きぼうで行われた実験や研究の数々は重力が生物に及ぼす影響を調べる生命化学分野はもちろん、地球上の医学にもつながる宇宙医学の発展にも役立っています。また、地上での製品開発、地球規模のエネルギー問題解決、新産業の生み出しなどにも貢献して、続々と成果をあげています。

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