宇宙船きぼう内での高タンパク質結晶生成実験の意義について

国際宇宙ステーション内の日本試験棟きぼう内で、2009年から高タンパク質結晶生成実験が行われております。 この実験について、なぜ宇宙で行う意義があるのか化学関係者でないと難しいかと思います。 通常、地球で化学実験を行うと必ず地球の重力の影響を受けます。 高タンパク質結晶生成実験を地球上で行うと、タンパク質はたくさんの分子が結合されて形成されるのですが、重力の影響を受けてしまうため、化学構造式で考えるような規則的な配列ができず、品質の高い結晶を作ることが難しいのです。 そのため、低重力下である実験棟きぼうにて今回の実験が行われました。 品質の高いタンパク質の結晶を生成できると、新しい医薬品を作る際に、人間にとって副作用の少ない高品質の作ることができるようになり、今回の実験の意義は大変高いものになりました。 今後のこのように純度の高い化学物質の結晶を作る際には、宇宙ステーション内の実験棟を積極的に使うことになると考えます。 また今も難病といわれる疾患がありますが、これらの対策の鍵となる物質を作るきっかけになると考えます。

ISSの日本実験モジュールきぼうで行う研究について

国際宇宙ステーションISSには、日本が開発して運用管理をしている実験モジュールのきぼうがあります。きぼうはスペースシャトルで3回に分けて国際宇宙ステーションISSに打ち上げられて、歴代の日本人宇宙飛行士らが組み立てや起動を行いました。...もっと見る>>

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