ISSの実験用モジュール「デスティニー」とその研究について

デスティニー(Destiny)は国際宇宙ステーション(ISS)の米国製実験用モジュールです。 NASAが運用する軌道上の実験施設としては、1974年に撤退したスカイラブ以来初めてです。 1995年よりマーシャル宇宙飛行センターにて、ボーイング社の最先端技術によって建造されました。 2001年2月7日、スペースシャトル・アトランティスに積み込まれて打ち上げられ、飛行3日目にISSの与圧結合アダプタ3にドッキングしました。 その後、ハーモニーが運ばれ、移設作業の後に当施設前方に接続されました。 施設内は与圧されており、地上と同様な環境が保たれていて、地上と同じような服装で過ごすことが可能です。この中で宇宙飛行士が幅広い分野での研究作業を行います。 デスティニーの中央部地球方面側には窓が設けられており、そこから観測や撮影を行えるようになっています。この窓は非常に透明度が高く精密に作られている光学的に優れた窓なので、地球観測などの研究で成果が期待できます。 ISSに運ばれたデスティニー内部には、生命維持装置や実験用の取り外し可能なモジュール式ユニットを搭載したラックが計23台搭載されています。 その中には-80℃冷凍庫も搭載されており、ISSで試料や試薬を保管したり、試料や試薬の温度を維持したまま地球と宇宙間を運搬することが出来るようになっています。 この-80℃冷凍庫は日本の宇宙実験棟「きぼう」に移設され、現在デスティニー内には2台目の-80℃冷凍庫が設置されています。

PAGETOP